不調になるには必ず原因があります。
突然の不調には、必ず理由がある。
〜たった一つの動作の変化が、積み重ねてきた努力を狂わせることがある〜
「あんなに調子が良かったのに、なぜ突然できなくなったのだろう……」
ゴルフや野球に真剣に取り組んできた選手ほど、突然訪れる不調に深く悩まれます。
私のもとにも、以前の感覚を取り戻したいと願う選手たちが来店されます。
多くの方は「ある日突然、調子が悪くなった」とおっしゃいます。
しかし、身体の特性を確認し、さまざまな動作テストを重ねていくと、
そこには不調につながる理由が隠れていたことが見えてきます。
それは、決して大きなフォームの変更とは限りません。
ほんの一つ、身体の動かし方を変えただけ。
その小さな変化が、本来持っていた身体の動きを妨げ、長年培ってきた感覚を少しずつ狂わせてしまうことがあるのです。
そして、何より怖いのはここからです。
本当の原因を知らないまま、良かれと思って修正を繰り返してしまうこと。
直そうとすればするほど、以前の感覚から遠ざかっていく。
昨日までできていたことが、今日はできない。
練習を重ねても結果が出ず、やがて自分の技術にさえ自信を失ってしまう。
これが、私の考える**「不調の沼」**です。
実際に、ゴルフや野球の選手が不調に陥るきっかけとして、次のような動作の変更が見受けられます。
グリップの握り方を変えた
スタンス幅や、つま先の向きを変えた
テークバックでの足の使い方を変えた
スイングのリズムを変えた
腕の使い方を変えた
どれも、上達するために取り入れた変更だったはずです。
しかし、誰かにとって正しい動きが、あなたにとっても正しいとは限りません。
人には、それぞれ生まれ持った身体の特性があります。
その特性に合わない動作を繰り返すことで、本来の力を十分に発揮できなくなる場合があります。
だからこそ、私はお伝えしたいのです。
不調になったからといって、これまで積み重ねてきた技術や努力が、すべて失われたわけではありません。
必要なのは、むやみに新しい技術を身につけることではなく、まず自分自身の身体の特性を知り、不調につながった変化を見つめ直すことかもしれません。
あの頃の自分を、もう一度。
調子が良かった頃の自分に戻りたい。
その願いをかなえるための第一歩は、自分の身体を正しく知ることから始まります。
上達への答えは、新しい技術の中だけでなく、あなた自身の身体の中にも隠されているのです。
