ゴルフクラブだけが持っている偏重心特性を
生徒さんが理解するために
何が良い練習器具は無いものかと探していましたところ
TASKゴルフさんが下記の練習器具を予約販売されていました。
すぐに予約をして1ヶ月以内または1.5ヶ月以内には届くのではと考えておりましたが
納期が2ヶ月以上先になるとの連絡が入ったことから
発送前のキャンセルはOKでしたので
予約のキャンセルをさせて頂きました(TASKゴルフさんゴメンナサイ)
お客様に一日でも早く体感できる器具をと考えた結果
じゃ自分で作ってみようとチャレンジしました。
グリップのレーザー装置、ライ角ロフト角のデジタル測定機、これらも自作ですし
サラリーマン時代は某大手の半導体センサー開発チームのエンジニアをしてた
工業系クラフトマンですので問題なく取り組めました。
クラブのバランスポイント
ヘッドの重心位置
グリップエンドのセンター
この3箇所から下記図のようにウェイトの設置位置を決定
ヘッドの重心を管理するためのウェイト位置を探して決定
プロやトップアマに使用して頂きながら微調整しました。
レッスンの際、生徒さんにクラブの重心管理と引いて引くを体感して頂くため
そこを目的に作った練習器具です。
レッスンで使用された生徒さんから
是非、販売してほしいと、何とかならないですか言われました。
ウェイト部分だけを販売すれば価格も抑えられるし
動画で使用説明をすれば良いかと考えておりました。
ところが実際に組み上げてみると
ウェイトの位置決めが難しく
これは購入者さんが適正な位置ウェイトを装着するのは無理だなぁと・・・
軽いカーボンシャフトに装着したり、球を打ったりした場合
シャフトが折れる可能性も浮かびました。
クラブ2本分の重さがあることから
構え段階で正しくアドレスを作れていないと
重いものを持ち上げる動作が身につくだけで
百害あって一利なし練習器具になる可能性も秘めています。
購入者に怪我をさせる可能性も十分考えられます。
Physical Swingを正しく使うには
素振り用クラブでもなく
球を打つクラブでもないことを理解して頂く
『プレイヤーの身体特性に適した動きを覚えるためにスローリズムで使用する器具』
使用する前の大前提として
プレイヤーの身体特性に適した使用方法を説明する
A,適正な位置に重心が落ち構えていること
B,各関節にブレーキが掛かっていないアドレスが作れていること
このA,Bはアドレスを作る(動作前)基本動作となります。
テークバックからにかけての動作に関しては
1.引きの動作でクラブを上げて
2.引きの動作でクラブを下ろす
3.スイング中にはクラブの重心を狂わさない動作を行う
1.2.3の部分も身体特性に合わせた動作が必要です。
PhysicalSwingの性能を感じ取れるようになってから
購入して頂く方法に行き着きました。
ウェイトだけの販売はやめて
クラブにウェイトを装着したクラブの状態でお渡しします。
よくよく考えれば
プレイヤーの身体特性を判定した上で
レッスンやクラブ調整を行うのが
一番正しい方法とお知らせしているのに
動画説明だけで練習器具を販売することは
わたしのポリシーに反する行為だと気が付きました。
プレイヤーの身体特性に適した正しい使用方法を事前に理解して頂いた上で購入して貰う
これが正しい販売方法だと行き着きました。
Physical Swing を使用すれば
1.振り子動作のテークバック感覚が判る
2.振り子動作の延長線上でトップを作れるようになり持ち上げる動作のトップが治る
3.ヘッドの重心管理を出来ていなければトップへクラブが上がりにくい
4.切り返しで体幹を使って正しくグリップを引くと構えた位置にヘッドが自動的に戻る
5.インパクトではクラブの重さが体を引っ張るので自然と踏ん張る意識が出る
6.Physical Swingで軽い素振りを繰り返すとクラブを振る力が自然と付きます。
PGA/LPGAでは当たり前である引いてあげて引いておろすスイングが身につきます。
クラブの上げ方を間違うとウェイトの影響でヘッドがクルンッと回ってしまいます。
クラブの重心管理が出来ていないとトップまでクラブを持ち上げる動作が必要になります。
切り替えしで体幹を使ってグリップを引っ張らないとヘッドがクルンッと回ってしまいます。
力任せにブンブン振り回しますと身体の何処かに張りが出たり酷い場合は故障をします
正しいセットアップの元、スローリズムの使い方をすることでSwingを体に記憶させます。